筆記具革命

数ヶ月前、腱鞘炎になった。
ボールペンの持ち方が変な上に力をいれて長時間文字を書いたからだ。

病院へ行くと、
「使わなきゃ治るよー!
まぁ、いざとなれば、ブロック注射打ってあげるよ。
ボクサーは怪我をしても試合に出るのと同じように、
君も痛くても手を使わなきゃいけないだろうしね。」
と医者に言われた。
ブロック注射は怖すぎる!
腱鞘炎がひどくなって手術するのはもっと嫌だ!
(手術によって握力がなくなることもあるみたいだし…)

と言うことで、文字を殆ど書かないまま数ヶ月が過ぎた。


そんな私の筆記ライフに大きな革命が。
破格の万年筆であるペリカーノ ジュニア。
この万年筆はざっくりメモするのにいい、とどこかで読んで、気になり購入した。
子供用の万年筆で、指を置くガイドが取り付けられている。
ガイドに指を添え、文字を書くと、
今までの文字書き人生(笑)はなんだったのかと思うほど、するすると文字を記すことができる。
手が痛むこともない。
書くことが楽しすぎる。

実は、万年筆を他にも持っていたのだが、全く楽に書けるという実感がなかった。
が、ペリカーノで習得した持ちかたを他の万年筆でも使うと、今までの苦手な書き味が嘘のように。

痛みがなく書けるって本当にすばらしい。
そう感じさせてくれたペリカーノは、大事な一本となりそうだ。


これで万年筆に嵌ったら恐ろしいことになるので(お金が)、万年筆売り場には近づかないようにする予定。